読書

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P.F.ドラッカー

P.F.ドラッカー『断絶の時代』紹介と感想

1969年に出版された本書は、当時から現代、そして未来へと続く「断絶の時代」を予見し世に警告した歴史的名著と言われており、サッチャー首相に影響を与えた本としても知られている一冊です。現代を生きるうえで役立つだけでなく、何より読んでいて面白いです。
エッセイ

内田樹『下流志向』紹介と感想

内田樹の『下流志向』を紹介します。若者が学びや労働から逃走するようになっていることを示唆し、自ら無知で怠惰になっていく下流志向を丁寧に考察、そして批判した1冊で、これを読むと勉強しない・働かない若者の心理がわかります。
エッセイ

内田樹『待場のアメリカ論』紹介と感想

内田樹の『待場のアメリカ論』を紹介します。この本のなかの「歴史学と系譜学」という歴史を学ぶ意義を説いた章と「ジャンクで何か問題でも?」というファストフードについて書かれた章が大好きで、これを機に内田さんの本をたくさん読むようになりました。
エッセイ

内田樹『待場の文体論』紹介と感想

内田樹さんの最後の講義が完全収録された『待場の文体論』。内田樹さんは本当に数多くの著作を出していますが、本作を最高傑作と感じている人も多いはず。点数稼ぎの作文術などではなく「読み手に本当に伝えるための文章力」を磨く本質的な文章の講義です。
日本文学

村上龍『五分後の世界』紹介と感想

村上龍さんが自身の最高傑作と呼ぶ『五分後の世界』は、歴史改変SF小説であり1945年8月5日を境に現在と並行した別の世界が描かれています。 この作品を読み終えると、五分後の世界を通して現代日本への痛烈なメッセージを受け取ることになります。
ノンフィクション

ダン・アリエリー『予想どおりに不合理』紹介と感想

経済学は人間が合理的な行動をすることを前提として経済を分析していました。人間の不合理な行動も経済学に反映させることに取り組んだのが行動経済学です。豊富な実験とユーモアな語り口で人々の予想どおりに不合理な行動をアリエリー教授が解き明かします。
日本文学

村上龍『希望の国のエクソダス』紹介と感想

「この国には何でもある。ただ、『希望』だけがない」という印象的なセリフがあり、この小説が表現しているテーマでもあると思います。今読んでも色あせることのない現代日本に強烈なメッセージを与えてくれる傑作。
日本文学

村上龍『KYOKO』の紹介と感想

最近はあまり書店にも並んでいないことが多い本作ですが、手軽に読める中編小説なのでぜひ読んでほしいです。美しい物語を村上龍さんの様な力強い作家さんがあえて書くことで深みが加わるんだと思います。『KYOKO』おすすめの一冊ですのでぜひ。
古典

オルテガ・イ・ガゼット『大衆の反逆』紹介と感想

オルテガが指摘する「大衆」とは、他人と同じであることを苦痛と感じるどころか快感に感じ、自発的に他人と同じように振る舞う人々のことです。 20世紀前半に書かれた古典ですが現代も含めいつの時代にも通じる批判が書かれておりそのメッセージは普遍的です。
日本文学

村上龍『イビサ』の紹介と感想

「自分とは何か」についてを読み取ることができる作品で、自分探しや自己啓発に悩んでいる人にはあえておすすめかもしれません。村上龍さん自身が書いたあとがきを読むと、現実的で辛辣で本質を問うた作品だったことが身に沁みます。
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