お酒好きの人にとって、禁酒することはなかなか難しいことかと思います。僕もそうです。
しかし休肝日を設けることや適量の飲酒にする「節酒」については、工夫次第で十分に可能だと思っています。
今回はグラスの選び方や食事における、誰にでもできる工夫を提案させていただきます。
節酒のメリットとは?|我慢ではなくメリットを意識する
「お酒を我慢する」という考え方をしていると、なかなか摂取できるものではありません。人間の意志の力はそこまで強いものではないからです。
そのため、摂取することで得られるメリットに意識を向けることで、節酒に繋げることができます。
まず、節酒には健康的なメリットがあります。これはみなさん周知の事実かと思います。アルコールの過剰摂取は、肝臓や脳、心臓などの健康に悪影響を及ぼすため、健康を維持するためにも適度な飲酒が必要です。
そして、健康面だけでなく社会的なメリットもあります。
飲みすぎによるトラブルや事故の防止、生産性の向上など、社会的にもメリットがあります。
過剰な飲酒によって終電を逃し、タクシーを使用してしまったらたら出費が格段と増えてしまいます。
適度な飲酒に留めるだけで、これらのリスクを回避できるメリットがある、と考えた方が「お酒を我慢する」という考え方よりもうまくいきます。
グラスの選び方で節酒効果を高める
こちらは家飲みをする人にとっておすすめの方法です。
グラスの大きさや形状によって、アルコールの摂取量が変わることがわかっています。より小さなグラスを使うことで、量を調整しやすくなります。
例えば、いつも大きめなジョッキに入れてごくごく飲んでいたラガービールを、小ぶりなウイスキーグラスとクラフトビールに変えてみましょう。少量を注いでちびちびと舐めるように飲んでみると、いつもとは違った上品な雰囲気で適度な酔い方を楽しむことができます。また、時間をかけてゆっくり飲むことにも繋がるのでこの方法は大変おすすめです。
このほかにも、金麦やチューハイの様なリーズナブルなお酒をちょっと良いワイングラスに入れて飲むなど、それぞれ自分にあった方法を試してみましょう。
節酒を意識した食事で、アルコールの吸収を遅らせる
飲酒の前後に食事を摂ることで、アルコールの吸収を遅らせることができます。
特に、脂質の多い食事は、アルコールの吸収を遅らせる効果があります。また、食物繊維やタンパク質、ビタミン類を多く含む野菜や果物も、アルコールの吸収を緩やかにする効果があります。
さらに、食事のタイミングにも注意が必要です。飲む前に、あまりにもお腹が空いていると、アルコールの吸収が速くなり、酔いが早く回ってしまうことがあります。
そのため、飲み会前にしっかり食事を摂ってしまうのもアリです。飲み会の場でも食事が出てくるのにもったいないと感じるかもしれませんが、節酒の効果としては非常におすすめの方法です。
最後に、節酒というよりも二日酔い防止ではありますが、アルコールと一緒に水分をしっかりと摂ることも大切です。アルコールは利尿作用があり、水分を多く失わせます。そのため、アルコールの摂取量に応じて、水分をこまめに摂るようにしましょう。
アルコールと水分を交互に飲むことで、体内の水分バランスを保ち二日酔いの予防にもつながります。
日本の飲食店ではどこのお店でも無料でお冷を出してくれます。これを活用しない手はないですよね。
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