日頃の節約において、どの食料品店や飲食店で何をいくらで買えば良いのか、判断に迷うことも多いかと思います。
スーパーマーケットでも外食先のレストランや居酒屋でも、納得のいく値段で商品を見つけることは難しいですよね。
今回はそういったケースでひとつの判断材料になる、安くておいしい食材を手に入れるコツをご紹介します。
新鮮で美味しい食材を手軽に手に入れる方法|直販店を活用しよう
安くておいしい食材を手に入れるコツは、直販店を利用することです。
直販店は中間マージンがなく、生産者や卸売業者が直接消費者に販売するため、新鮮な食材を手に入れることができるからです。
例えば、海の近くにある飲食店では漁港や直売所での購入により、より新鮮で美味しい海産物を提供できています。
日本酒もスーパーマーケットで買うと中間マージンが上乗せされますが、直販店の指定がされている酒屋で買えば酒造が定めた正規の値段で購入ができます。
こういった飲食店側の事情を理解して商品を選べば、私たち消費者も安くておいしい食材を賢く手に入れられるわけです。
直販店の基本的な仕組みや特徴から、オンラインとオフラインの両方を活用して直販店を探す方法まで、詳しく説明していきます。
直販店とは?基本的な仕組みと特徴、そして海の近くの飲食店との関係
直販店とは、生産者や卸売業者が自社の商品を直接消費者に販売する店舗を指します。一般的には、市場や農産物直売所などで見かけることが多いです。
直販店の特徴は、中間マージンがないため商品価格が安く、新鮮な食材が手に入ることです。
しかし、直販店は一般的に数が少ない傾向にあり、それにはいくつかの理由があります。
まず、農作物や水産物などは生産量が限られているからです。そのため生産者自身が直販店を開くことが難しい場合があります。また、直販店を開くには店舗運営の知識や販売ルートなどが必要であり、生産者自身がその能力を持っていない場合もあるからです。
一方で、環境によっては直販で店舗を運営しやすいことも多くあります。例えば、海の近くにある海鮮系の飲食店などがそれにあたります。
海の近くにある飲食店は、漁港が近い場所にあるため水揚げされた鮮度の高い海産物を、海の近くの直売所や市場で生産者から直接購入することができます。
具体的な例を挙げると、例えば高級魚として有名な「のどぐろ」は島根県周辺で水揚げされることが多く、「ふぐ」は山口県周辺で養殖されることが多いため、それぞれの地域では比較的安く食べられるお店が見つけやすい傾向にあります。
東京でのどぐろやふぐを食べようとすると、手が届かないくらいに高いお値段ですよね。
直販店を見つける方法|ホームページをチェックしよう
直販店はその店舗のホームページで確認することができます。
そのため、まずは生産者や卸売業者のホームページをチェックしてみましょう。直販店がある場合は生産者および卸売業者のホームページに「直販店一覧」や「特約店一覧」などの様に掲載されていることが多く、商品の種類や正規の価格が確認できます。
また、SNSや口コミサイトなどでも情報を収集することができます。近くに直販店があるかどうか、またどのような食材が手に入るかなどを調べてみましょう。
飲食店での直販店利用のメリットとデメリット
直販店を利用することには多くのメリットがありますが、飲食店側にはデメリットがあります。
直販店で仕入れる場合は、最低注文量が多かったり生産者との交渉が必要であったりするため、手間や時間がかかることが挙げられます。
しかし、これらはいずれも店舗経営側の話です。消費者側にとっての直接的なデメリットにはあたりません。
こういった事情があるからこそ、直販店の数は少ない傾向にあるということを知っておきましょう。そういった事情を加味して直販店を探す工夫をしてみるのが、賢い商品選択に繋がるかもしれませんね。
せっかくならば、美味しいものを適正な価格でいただきたいものです。
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