豆腐を節約生活に取り入れている人も多いでしょう。とてもお安く手に入る食材なので、多くの人が買い求めているかと思います。
一方で、豆腐はあまりにも安価であることから、品質に疑問を持つ消費者も多くいるはずです。
3個セットで100円を切ることもあり、確かにこれだと「品質は大丈夫なのか」と思っても無理はありません。
しかし、豆腐が安い理由のには、いくつかの理由があります。
本記事では、豆腐が安い理由と、品質の高い豆腐を選ぶポイントも説明するので、日頃の商品選択のお役に立ててください。
豆腐が安い理由:広大な農地での生産と効率的な輸送
豆腐は、生産・輸送に関わる工程でコストを抑え、豆腐の価格を安く抑えています。
豆腐の原材料は主に大豆です。そして、その大豆の生産地は、北米(アメリカ・カナダ)が中心です。
北米では、物凄く広大な面積の農地で大豆を大量生産しているため、原材料の調達コストが低く抑えられています。
また、輸送においても一度に大量に運搬することで輸送効率を高めています。さらに、最近では船舶の航路を最適化することで燃費を削減し、輸送手段や輸送ルートの最適化に取り組んで輸送コストも削減する企業も増えています。
充填豆腐という製造法
もうひとつ、充填豆腐という製造法が豆腐の価格を安く抑えています。
充填豆腐とは、パックに豆腐を隙間なく詰め込んだタイプの豆腐のことです。スーパーなどで豆腐を買うと、種類によってはパックの中に水が入っているものもあれば、それほど水が入ってないものがあることに気づくかと思います。
水があまり入っていない方が充填豆腐です。よく読んでみるとパックにも充填豆腐であることが明記されています。
充填豆腐は、通常の豆腐に比べて水分が少なく固めに仕上がっているため、通常の豆腐よりも若干ですが歯ごたえがあります。また、充填豆腐は、空気に触れない状態を保てることから長期保存が可能であるという利点もあります。
充填豆腐は生産工程が簡略化できるため人件費や製造コストを抑えることができます。通常の豆腐に必要な、豆乳を加熱し凝固させてから手作業で切り分けるという工程を省くことができるのです。
また、形状が均一であるため積み重ねや運搬が容易で、輸送コストを削減することもできます。さらに、長期保存が可能であり、在庫の管理にも適しているため、需要に応じて大量生産して安定的に供給できるのです。
これらの要因から、他の豆腐種類に比べて充填豆腐は安価に生産することができるということになります。
まとめ
今回ご紹介した内容を頭にいれておけば、選ぼうとした豆腐が安い理由がわかり、安心してご購入いただけるかと思います。
原材料が北米であれば、生産と輸送コストの観点で安いとわかり、充填豆腐であることを知れば製造法により安くなっているとわかります。
豆腐は安価でありながら、栄養価が高く、さまざまな料理に活用できる優れた食材です。
安すぎると反対に不安になってしまうのも無理のないことですが、理由を知っていれば安心して選ぶこともできますよね。
僕は今日も日本酒のお供に冷やっこを頂こうと思っています。
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