お金の掛からない趣味|読書は最高の節約(自己投資)

節約
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世の中には意外と「趣味は特にないです」という方が多くいます。特にひとりで熱中できることがないという人は、趣味を探していることも多いのではないでしょうか。

アウトドア派やインドア派、お金を掛ける必要があるものから安く実施できるものまで、数多くの趣味が存在します。僕は比較的多くの趣味を持っている方だと自負しており、おかげで年間を通して「暇だ」と感じることはほとんどありません。

僕にとって趣味と呼べるものは①音楽②読書③旅④酒⑤登山の5つがあてはまるかと思っています。

その中で最もお金が掛からない趣味は「②読書」です。下記で詳しく説明していきます。

時間をかけて学びを得ることができる

多くの本は数百ページに渡るボリュームがあります。世の中には「速読」といったノウハウもありますが、一般的には数百ページの本はすぐには読み切れない人の方が多いはずです。

僕の場合だと500ページくらいのボリュームの本は休日2日を読書に充ててようやく読み切れるくらいです。例えば小説を新品の文庫本で買ったとしたら、500ページ前後で値段は1,000円前後が一般的です。単純な計算では、2日間を1,000円で楽しむことができるわけです。このなかには楽しむだけでなく学びになることがたくさん詰まっています。

一方で、休日を2日とも付き合いの飲み会などに参加したとしたらどうか。一回を4,000円と仮定すれば2日で8,000円の出費です。読書に比べると7,000円ほど多い出費になります。もしその飲み会で有意義な時間が過ごせていないのであれば、学ぶことも多くある古典的な小説を1冊読んだ方が明らかにお金を掛けずに自分のためにもなるはずです。(交際費の出費を否定はしませんけどね。)

自分で考える習慣が身につく

「本を読む」というスタイルで情報を得ることは、他のメディアに比べて大きな特徴があると考えています。現代は動画や音声コンテンツが主流になっていますが、これらの情報の視聴者やリスナーは基本的に受け身の姿勢で情報を得ます。映像や音声は直感的に理解がしやすいからです。

一方で文章の情報というのは、読み手が理解しながら自分で考えて読み進める必要があります。直感的な理解がしづらいことが、現代において本を読む人が減ってきている理由です。

「自分で考えなくてはいけない」けれど、それは「自分で考えることができる」ということです。

読書をするようになると、「自分で考える」習慣を楽しみながら身に付けることができます。

消費ではなく投資

本を購入するためにはお金を払う必要があります。少額とはいえやはり消費をすることにはなりますし、なかには高額の本も存在します。(本代も削減したい人は図書館や青空文庫を利用しましょう。)

しかしそれを消費ではなく「自己投資」と捉えて考え方を変えてみると、より有意義な趣味に感じることができるようになります。

「投資」というのは「消費」とは異なります。現在の欲求を未来の成長に置き換えてお金を投じるのが投資です。読書によって自分自身の将来の成長が見込めるのであれば、それは「自己投資」であるため、そもそもお金を掛けたと考えなくても良いのかもしれません。

ここ数年で読んで役に立った本の紹介

ここまでお読みいただきありがとうございます。読書について長々と語ってしまいすみません。

最後に僕がここ数年読んだ本の中で役に立ったと感じた本をいくつかご紹介します。興味があればぜひ読んでみていただきたいです。

日本社会のしくみ|小熊英二

いま生きる資本論|佐藤優

まずは仕事において役に立った本を2冊。いずれも社会に対しての考察が深められる本です。『日本社会のしくみ』は膨大なデータをもとに、近代の日本社会に生まれた慣習を紐解いてくれる大著です。

一方で『いま生きる「資本論」』は佐藤優氏がカールマルクスの資本論を講義形式でわかりやすく解説してくれる一冊です。『いま生きる「資本論」』を通して全世界における資本主義全体について理解を深め、『日本社会のしくみ』を通して私たち日本の労働環境について知ることができます。

これにより僕は会社員としての防御力が格段にアップした実感があります。世の中の仕組みを理解したことで自分で考えて立ち回ることができるようになりました。

アガサ・クリスティー完全攻略|霜月蒼

次は小説を楽しめるようになる一冊をご紹介します。小説は娯楽ではありますが物語のなかに多くの学びが詰まっています。

アガサ・クリスティーは言わずと知れたミステリーの女王です。ここ数年でどっぷりハマりました。殺人事件の犯人を考えながら読むことで物事を疑う姿勢や論理的思考力が高まります。

そして事件の背景にある人々の感情に触れることができるのがクリスティーの何よりの魅力です。ミステリーの女王は100冊近くの名作をこの世に残しています。おすすめ1冊を選ぶことは難しいので、こちらのブックガイドからご自身でお気に入りを探してみてください。

最後に

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