職場のランチの断り方|「行きたくない」を貯金する効果を検証

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職場のランチの断り方|「行きたくない」を貯金する効果を検証
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仕事のお昼休憩で上司や同僚とランチに出かける方は多いかと思います。交流の場でもあり外食はとても楽しいものです。

しかし職場でのランチは、時には上司や同僚への「付き合い」のため、しょうがなく行っている方も多いはずです。昔の僕もそうでした。

ランチに行くのが嫌々だとしたら精神的にもしんどいでしょうし、支出額も累計すれば相当な額になってしまっているはずです。

世の中には節約ノウハウが多くあり莫大な効果をもたらす技も多く出回っていますが、「職場でのランチを断る方法」もそれに匹敵する節約になるはずです。

職場のランチの断り方

職場のランチの断り方|「行きたくない」を貯金する効果を検証

上司や同僚に誘われた時に素直に「お金がもったいないので」とは言いにくいはずです。用事があることを伝えて断れても、その次の日以降にも予定があるわけもなくその一日しか凌げないでしょう。

そんな時に正当な理由で、しかも毎日断ることができる方法がひとつあります。

「お弁当持ってきているので」と言えば良いだけです。

この一言で断りを入れて、「お弁当持参の人」という印象を職場に定着させてしまいましょう。そうすることで定例的にランチには誘われなくなっていきます。しかも極めて自然に断ることができます。

しかし、自分もランチに行きたくなった時にはどうすれば良いのか。そんな時は「今日はお弁当持ってきてないので私もご一緒してよろしいですか?」と言って参加すれば問題ありません。

その時、既にあなたは「お弁当持参の人」なので、今回は特別ランチに来ているということになり、翌日以降から誘われ始めるということもありません。行きたい時は行けばいいのです。

年間の支出比較|1年間実践した場合

職場のランチの断り方|「行きたくない」を貯金する効果を検証

さて、これを実践するためにはその効果がどれだけ節約効果があるのかを実感する必要があります。そのため、下記に簡単な計算をして比較をしてみました。

一回のランチの支出はどんなに安くても500円でしょう。毎日行っていれば週に5回で2,500円。月の所定労働日数は大体21日なので、1か月のうち10,500円もの大金がランチでの出費になってしまいます。

もしあなたが行っているお店のランチ代が平均1,000円だとしたら2倍の21,000円です。1か月で10,500円だとすると、1年では126,000円(10,500円×12か月=126,000円)になります。一回500円だとインパクトを感じませんが、塵も積もれば山となるというわけで月額および年額にするとインパクトが大きいですね。

例えばこれをお弁当を自分で作った場合、種類にもよりますが200円前後に抑えられるのではないでしょうか。僕は少食なうえにお昼ご飯への執着がないので週末にまとめて作ったおにぎりを1回に2つ食べているだけです。そして水筒持参です。

5kgのお米を1,600円くらいで購入し、4合(720ml)をおにぎり10個に分けて仕込み、週5日を1日2個で食べきっています。おにぎり10個、4合(720ml)のお米代はおよそ230円、2個は46円です。だいたい100円のふりかけを4合に入れているのでふりかけ代は1日20円。さすがに水代など光熱費や維持のためのサランラップ代は差し引いて、僕の昼食代は1日約66円でした。

つまり月額だと所定労働日数を21日として、66円×21日=1,386円です。つまり1年では1,386円×12か月=16,632円で済んでいます。

比べてみましょう。仕事の日に毎日ランチ500円を支払った場合は126,000円、おにぎり2個を自炊の場合は16,632円です。

その差、つまり職場でのランチを「お弁当持ってきてるので」と言って一年間断ることで得られる利益は109,368円です。

生涯の支出比較|新卒22歳~定年65歳まで働いた場合

職場のランチの断り方|「行きたくない」を貯金する効果を検証

もし大学卒業後すぐに就職した新卒の若者が入社初日からランチではお弁当持参にして、その生活を定年である65歳まで毎日継続したと仮定したケースで考えてみましょう。

500円のランチを所定労働日数である21日毎日食べたとすると、月に10,500円かかる計算になります。

ここからおにぎり2個を自炊した場合の費用を引きます。お米代は2個で46円、ふりかけ代が20円、つまり66円×所定労働日数21日=1,386円です。10,500円-1,386円=9,114円になります。9,114円がランチを断ることで手元に残る月々のお金です。(所定労働日数は月ごとに20日のこともありますし、時代と共に変動がありますが今回は考慮せず一律21日で計算します)

この9,114円を定年65年まで貯蓄したらいくらになるでしょうか。9,114×12か月=109,368円です。22歳から65歳までは43年間なので、109,368円×43年=4,702,824円です。

そしてこの9,114円を米国の主要指数であるS&P500のインデックスファンドに43年間毎月積み立て投資した場合にはいくらになるのか、シミュレーターで計算してみましょう。

アメリカのS&P500インデックスファンドは非常に優秀な成績をおさめ続けている指数なので、期待リターンは7%で設定してみました。

その結果は下記の通り2811万5700円です。

職場のランチの断り方|「行きたくない」を貯金する効果を検証

実は新卒から定年まで職場のランチを断り続けるだけでかつての「老後2000万円問題」は解決できたかもしれないのですね。

これだけ堅調に7%続くかはわかりませんが、複利の力というのはこういうもので40年以上もの年月では物凄い力になります。

さて、これはあくまで単純計算ではありますが、毎日のことですので継続すると大きな力になることは間違いありません。

無理やりランチに行っている自覚がある人は早速明日から実践してみましょう。

最後に

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