中谷美紀の「インド旅行記 1 北インド編」2020年の今頃はインドに行っていたことの回想

エッセイ
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早いものでもう2022年になってしまいました。思えばここ2年の行動範囲の狭さは過去で最も狭かったんではないでしょうか。僕は在宅勤務ではなく出社をして働いているので週に5日は職場と自宅を往復し、週に2日は自宅に籠っていた時期が多かったです。少しずつ日常は戻ってきていますが昔に比べればまだまだ狭い範囲で行動している感は否めませんし、今後どうなるのかも安易に予測はできない現状です。

さて、コロナウイルスが世界中で話題になるほんの少し前、2019年から2020年にかけての年末年始に僕はそういえばインドに旅行に行っていたのでした。有給休暇を1日うまいこと組み合わせるだけでだいたい9日くらいの連休を作れたので、会社には「実家に帰省します」といった適当な報告をしてインド滞在を満喫したのでした。何度か本ブログでも書いたように、ここ2年は本を読むことを通して何とか心身ともに健康に過ごすことができました。逆に今までアクティブに過ごしていた時間に積読状態になっていた本を読むこともできたので、これはこれで良いインプット期間だったと言えるかもしれません。しかし、それでもやはり旅がしたい…!あらためてその気持ちが募ってきました。

中谷美紀の「インド旅行記」シリーズ

ふと思いなおしてみると、僕は旅行中にも移動時間や生じた待機時間を利用して本を大量に読んでいたので「ここ2年のインプット期間」というのは現状を正当化するために自分に言い聞かせている戯言に過ぎません(自分で書いておいて悔しいです…)
そこで記憶を辿りながら本棚を探ってみたところ、やはりそうでした…。当時読んでいた本をいくつか見つけました。旅行に行く時はいつも行くまでの高揚感がたまらなく楽しい気分にさせてくれるものです。僕はその高揚感を読書によって更に高めるようにしていたのでした。

さて、当時の僕が選んでいたインド旅行への気持ちを高めるための本は、女優である中谷美紀さんの「インド旅行記」シリーズでした。このシリーズは文庫で3巻と写真編を合わせた全4巻シリーズのエッセイです。

インド旅行に関する旅エッセイは非常に多くあるなか、何故これを選んだのかと言うと、「もっとも読みやすいインド旅行記」に感じたからです。インドという国に関する読み物は癖のある内容のものが多く、癖のあるものが好きな僕にとっても「逆に」印象的だったんです。旅先のなかでも上級者向けの印象が強いインドに日本人の女優さんが一人で38日間も旅をする、これはなかなかインパクトのある1冊でした。そして女性ならではなのでしょうか、力強い行動力と美しい人生観を常に感じました。

好奇心を搔き立ててくれる旅と本

ガンジス河の散歩中に撮影したもの/2020年1月1日

写真は2020年元旦のガンジス河を撮影したものです。ここは世界中の旅人に愛される聖地で、何をするわけでもなかったけれどここで時を過ごすことができて幸せだと感じていました。この感じは行ったことがある人はわかってくれるのではないでしょうか。言葉で魅力を伝えるのには限界があるようなので、まだ行ったことのない方には人生で一度は訪れて欲しいと心から思っています。世の中が元通りに戻って海外にも気軽に行けるようになることを祈るばかりです。

本を読むことと同様、旅をすることは好奇心を満たしてくれます。そして更なる好奇心が芽生え、それがその後の人生の活力となり充実した人生を過ごすことができるようになります。そういえば会社員なのによく旅をしたもんだな、とあらためて思いました。そして移動しながらよく本を読んだものです。今後も少しは紹介していこうと思うのでお暇な方はお読みいただくと嬉しいです。

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