仕事に効くおすすめ本10選

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仕事に効くおすすめ本10選おすすめの本
仕事に効くおすすめ本10選
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仕事に効くおすすめ本を10冊紹介します。「仕事に効く」という抽象的な表現にしました。ノウハウ本ではなく仕事観が変わってしまう様な生涯の心の糧になる本を厳選したつもりです。

仕事に効くおすすめ本10選

※順番はランキングではありません。
※個人的な感想を判断基準にしているのでご参考までにどうぞ。

①失敗の本質-日本軍の組織論的研究

日本の組織論における古典となり得る名著。大東亜戦争における日本軍の悲惨な敗戦を、組織としての日本軍の失敗と捉えて徹底的に分析・研究した1冊。「適応は適応能力を締め出す」という僕の心に響いた言葉があり、変化に適応し続けることで組織は価値を生むということに気づかせてくれました。その他、日本人にとって耳が痛くなる反面教師としての学びが多く書かれています。組織で働くことの価値観をガラッと変えてくれる日本人必読の書。

②経営者の条件/P.F.ドラッカー

タイトルに「経営者」とあるために経営者向けのビジネス書に思われがちですが、本書は普通の人向けに書かれたもの。肉体労働の時代が終わり知識の時代に変わった現代では、上司に命じられたこと以上の仕事をする人、つまり「経営者」としての視点を持った人が求められることになると説いています。成果と貢献、時間管理、意思決定など、プロフェッショナルとして働くための理念を学べる、ビジネス書の古典。

③日本社会のしくみ/小熊英二

社会学者の小熊英二氏がデータ分析と歴史考察を駆使して日本社会の慣習を明らかにする1冊。欧米企業と日本企業の仕組みの違いを明治時代の歴史から紐解いていく分析は圧巻の一言でした。日本社会のしくみを知ることは、仕事をするうえで最大のヒントとなります。

④いま生きる「資本論」/佐藤優

知の巨人、佐藤優の講義を書籍化した1冊。マルクスの『資本論』を読み解いていく講座です。閉塞感が蔓延する社会で生き延びるためには資本主義社会の原則を学ぶ必要がありますが、『資本論』を読み解くことでなぜ私たちの人生が苦しいのかがわかるようになり、原因がわかれば解決するための戦略を立てることができます。会社に従って貴重な人生の時間と体力を擦り減らせてしまう悲劇を避けることもできます。数多く存在する「資本論」の入門書のなかで僕が最も気に入っている1冊です。

⑤いま生きる「階級論」/佐藤優

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前作、「いま生きる「資本論」」の続編。今回は国家・官僚という階級に踏み込んだ講義が展開されます。トマ・ピケティの『21世紀の資本』が話題になった時に書かれた1冊で、本書の帯には「崖っぷちの日本に効くのは『21世紀の資本』より19世紀の『資本論』!」という面白いコピーがあります。

⑥若者よ、マルクスを読もう/内田樹・石川康弘

内田樹と石川康弘が高校生をはじめとする若い人に「マルクスを読んでもらいたい」という思いで書かれた1冊。石川康弘氏が一般的な解説と概要を説明し、内田樹氏が独特のマルクス観を述べる、往復書簡形式の楽しい内容になっています。マルクスを読むことで何が正しいかがわかるわけではなく、価値観を揺さぶられて物事を考えるようになる。要するに「マルクスを読むと頭が良くなる」と内田氏は書いています。

⑦チーズはどこへ消えた?/スペンサー・ジョンソン

全世界で合計2800万部以上売れている世界的ベストセラー。「チーズ」という幸せの象徴をもとめたネズミと小人が登場する寓話で学べるビジネス書です。短い童話が伝えてくれるメッセージは、変化を前向きに捉えることの大切さを教えてくれます。シンプルだが難しい、仕事において大事な心構えです。

⑧光る壁画/吉村昭

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ノンフィクション作家の吉村昭が描く、胃カメラの開発に世界で初めて成功した男たちの物語。戦後の貧しい日本で胃カメラを開発するという圧倒的な難題に挑みます。
目的を持った仕事の成功には神がかった偶然が自然と付いてくるものだということを教えてくれる1冊。僕はこの本を読んでから、痛みを伴う胃カメラ検査に文句を言わなくなりました。

⑨不合理だからうまくいく/ダン・アリエリー

行動経済学ブームの火付け役となったダン・アリエリー氏の第二弾。今作では職場で発生する不合理な出来事が研究されています。従来の経済学では合理的な行動をする人間が前提として研究がされていましたが、行動経済学では人間の不合理な行動にも焦点をあてて研究を行います。第一弾『予想どおりに不合理』とも合わせて読みたい、不合理な人間を楽しく捉えることができる1冊。

⑩無趣味のすすめ/村上龍

人生を揺るがすような出会いや発見、心の底から感じる充足感のようなものは決して「趣味」の範囲からは生まれてこない。そういった類の感覚は全て「仕事」から生まれるものだという村上龍氏からのメッセージ。読みやすい読み切りのエッセイ集です。

最後に

今回は仕事に効く10冊を紹介しました。ノウハウ本ではなく仕事の本質を理解して人生に活かせるような本を選んだつもりです。仕事はし過ぎない方がよろしいですが、暮らしの多くの時間を費やしてしまうものでもあります。しっかり理解して有意義に働きたいものです。仕事に前向きなかたや仕事に悩む方のお役に立てれば幸いです。

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