エッセイ

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中島らも『ロバに耳打ち』紹介と感想

本作は語り口も他の作品に比べて力が抜けており、どこかユーモアのある文章ばかりで書かれている印象を受けます。笑いを誘う語り口ではありますが、自身の弱い部分を認めたうえでそれを笑いに変えて弱さを「価値」に昇華させた名エッセイ。
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中島らも『あの娘は石ころ』紹介と感想

中島らもさんが所有している多彩な民族楽器の紹介を通した音楽への愛を味わい、民族楽器を通して広い世界の文化も知ることができる音楽エッセイです。「正統ではなく、異端を、王道ではなく、邪道を」という生き方をしてきたらもさんこだわりが詰まった一冊です。
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中島らも『獏の食べのこし』紹介と感想

中島らも『獏の食べのこし』は、他のインパクトあるエッセイとは一味違った、どこか淡々とした一冊となっています。 この本には「しあわせのしわよせについて」という、強い共感と生きていく学びが得られる僕の好きな話が収録されています。
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中島らも『異人伝 中島らものやり口』紹介と感想

本作は中島らもさんが亡くなった2004年に書かれたエッセイであり、存命中に出版された最後のエッセイとなります。転落事故により亡くなられたので決して死を意識して書き上げた遺言的なものではなく結果的に最後のエッセイになりました。
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中島らも『愛をひっかけるための釘』紹介と感想

天才作家中島らものエッセイの一つ。タイトルはイギリスだかフランスだかの格言からとったとのことですが、内容は笑えるものから哲学的なものまで幅広く書かれています。気軽に読めて笑えて泣ける、おすすめの1冊。
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中島らも『恋は底ぢから』紹介と感想

このエッセイも他作と同様に「おもろいこと」がたくさん書かれた散文集の様なエッセイとなっていますが、恋愛について多くの話が書かれています。 名作「その日の天使」が収録された日々を生きる上で糧となる一冊。
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中島らも『砂をつかんで立ち上がれ』紹介と感想

天才作家とも奇才作家とも呼ばれる中島らもの本読みエッセイ。一般的な書評やブックガイドとは一味違い、人生に強い影響を与えた本が、エッセイのかたちで紹介されています。通常のブックガイドでは物足りない人におすすめ。
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町田康『へらへらぼっちゃん』紹介と感想

芥川賞作家でパンク歌手でもある町田康さんの『へらへらぼっちゃん』。今でこそベストセラー作家として有名な町田康さんですが、本作は駆け出しの作家であった当時の著者初のエッセイ集で難しいことを考え過ぎて疲れてしまった様な人にこそぜひ読んでほしいです。
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東海林さだお『いかめしの丸かじり』紹介と感想

東海林さだおさんの食のエッセイである丸かじりシリーズから『いかめしの丸かじり』を紹介します。 一つの食べ物への深すぎる考察を読むと、日頃の悩みや不安も全てどうでもよくなってしまう、不思議な魅力を持った作品です。
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中島らも『さかだち日記』紹介と感想

「さかだち」とは「逆立ち」でなく「酒絶ち」のことで、アルコール依存症になってしまったらもさんが酒をやめていく日々の日記が書かれたエッセイです。禁欲的な指南書では決してなく日常が面白おかしく描かれており、時に酒への深い哲学も書かれた良書です。
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