ビリヤニとは？｜食べ方と歴史と起源

ビリヤニは、インド、パキスタン、バングラデシュなど南アジア地域で愛されるスパイシーなライス料理です。

今回は、ビリヤニの歴史と起源について掘り下げ、その魅力を探ってみましょう。

ビリヤニとは何か？｜ビリヤニの食べ方

ビリヤニとは、スパイスと香辛料で味付けされたライスと、肉、野菜、あるいは魚などの具材を一緒に煮込んだ南アジア発祥の料理です。

中でも、インド南部のヒンドゥー教徒が愛好するベジタリアンの「ヴェジビリヤニ」は、豊かなスパイスの香りと独特の味わいが特徴的です。

食べ方ですが、ビリヤニには味が染みわたっているため、チャーハンの様にそのまま食べることが一般的です。もちろん、カレーをかけてリッチに頂いても美味しいですよ。

ビリヤニは、南アジア地域に根付いた豊かな歴史と文化を背景に誕生した、スパイシーなライス料理です。

その誕生には、ムガル帝国の創始者バーブルや彼の孫であるアクバル帝の影響があります。バーブルは南アジアにやってきた当時の食生活に不満を持っていました。

当時、ムガル帝国時代に伝わるプラオ(Pulao)という炊き込みご飯が存在しました。

プラオは、米とスパイスを炊き込んだご飯に、野菜や肉をトッピングすることで食べられていました。バーブルがビリヤニの着想を得たのも、このプラオをベースにしていたとされています。

その後、アクバル帝が即位すると、彼はこの料理をより一層洗練させ、ムガル帝国全土に広めました。アクバル帝の時代には、ビリヤニはなんと宮廷料理としても愛されるほどになったのです。

その後、ビリヤニは南アジアの各地域に伝播し、地域ごとの特徴を持つ様々なバリエーションが生まれることとなりました。

ビリヤニは、その豊かな味わいや文化背景から、南アジアの食文化を代表する料理の一つとなり、現在では世界中で愛される料理となっています。

こんなにもカレーが普及している日本であまり知られていないのが残念でなりません。

ビリヤニは、ムガル帝国時代から庶民の食卓にも広がり、南アジアの各地で多様なバリエーションが生まれました。

また、19世紀には、ビリヤニがアジア全域に広がったとされ、現在では欧米にも知られる料理となっています。

世界中でビリヤニが愛されるようになると、今度は世界中でそれぞれの文化のもと、発展していくはずです。ビリヤニの未来が非常に楽しみです。

さて、日本ではどの様なビリヤニが誕生するのか今から楽しみです。まずは、ビリヤニの基本を知ることから始めて、そんな未来に備えておきましょう。