ハイボールは本当に太らないのか

ウイスキー
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 以前、職場の飲み会でハイボールを飲んでいる同僚がいたので、「ハイボール好きなんですか?」と聞くと、「ハイボール飲んでいれば太らないっていう情報を信じてるんです」と言っていました。確かに、ハイボールを飲む人ってウイスキーが好きというよりも、健康への配慮として選んでいる人の方が多い気がします。

 果たして本当にハイボールは太らないのか。調べてみましたのでご紹介します。尚、あくまで個人的に調べたもので科学的根拠はないので参考程度にお願いします。

糖質制限ブーム

 「ハイボールは太らない」という情報の元には、かつて流行した「糖質制限ブーム」が背景にありそうです。

 2012年~2013年頃に発生したブームで、その後も更に認知度は高まっていきました。日本人はラーメンとチャーハンの様な、糖質×糖質とも言える食事を好んでいるので、そもそも「糖質過多」の傾向があります。

 その傾向を示した新書などが多く出版されるようになり、そこに目を付けた健康を推進する企業などが数多くPRをするようになったように見えます。ライザップのCMなどは世間的な認知度を一気に高めた要因のひとつです。

なぜ糖質を摂取すると太るのか

 そもそも「なぜ糖質を摂取すると太るのか」を説明します。

 食事で糖質を摂取すると血糖値が上がります。そうすると血糖値の上昇を抑えるために膵臓からインスリンというホルモンが分泌されます。このインスリンには血中の糖分を脂肪に換えて体にため込む働きがあるのです。そのため血糖値が急上昇した場合には、インスリンも過剰に分泌されてしまい、身体に脂肪をため込みやすい状態になってしまうのです。

 これが糖質を摂取すると太る理由です。糖質は主に小麦粉や米、パスタなどの炭水化物に多く含まれています。そして、お酒にも糖質が含まれています。

出典:大正製薬商品情報サイト|なぜ糖質で太りやすくなるの?血糖値をコントロールする食べ方のコツ

ハイボールは糖質が0.0g

 糖質を摂取すると太りやすいということは理論的にもわかりました。それでは、それがハイボールとどう繋がるのかを考えていきます。お酒にも糖質は含まれており、種類ごとに含有量が異なります。

 アルコール飲料100gあたりの糖質量を比較してみると下記の通りです。

アルコール飲料100gあたりの糖質量
  1. ウイスキー:0.0g
  2. 日本酒  :4.1g
  3. ビール  :3.1g

 なんとウイスキーは0.0g。糖質を摂取すると太りやすいのなら、糖質を制限すればいい。そうすると選ぶお酒をハイボールにするのは最も合理的な選択なわけです。

出典:macaroni|ハイボールは太らない、は本当?糖質やカロリーを解説

食事(おつまみ)から摂取してしまう糖質

 ダイエットのために糖質制限をする場合に、飲むお酒をハイボールにすることが最も合理的な選択であることはわかりました。しかし、食事から摂取する糖質量と比較するともう少し視野の広い客観的な判断をすることができるようになります。

 参考までに、お茶碗一杯分のご飯(150g)から摂取する糖質量は55gです。ビール100mlの糖質は3.1gなので、500ml缶を一本飲んでも15.5gの計算です。つまり糖質だけの観点で言うと、ご飯一杯を食べることはビールロング缶を4本弱飲むのに等しい糖質摂取量ということになります。

 糖質を制限する場合は、お酒ではなく炭水化物の摂取を控えた方が効果が高いということに気づくことができました。お酒を飲むと食欲が増すと思います。おつまみもたくさん食べるようになるでしょう。締めのラーメンなんかも大人気です。

 つまり、いくら飲むお酒の種類を合理的に選んで糖質制限をしても、つまみや締めの食事を多く摂取してしまうのならば結果的に糖質過多になっているわけです。

結論

 「ハイボールは太らない」は真実ではあるが、飲酒に伴う食事が多いのならば太る、といったところでしょうか。

 食事も美味しいですが、お酒もとっても美味しいので糖質で考えずに「美味しさ」で考えればいいと思います。

 つまみがないと寂しいという気持ちはわかりますが、ハイボールならウイスキーの味わいや香りを、ビールなら麦の味わいやホップの香りを感じながら飲めば、そこまでおつまみを必要としません。音楽を聴きながらでも誰かと会話をしながらでも、人それぞれだと思いますが工夫次第で結果的に摂取する糖質の総量は抑えられるのではないでしょうか。

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太らないおつまみのご紹介です。

ハイボールにするウイスキーの選び方をまとめた記事です。

最後に

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