先日、大阪から東京に数日間帰省していました。友人や家族と会っていたのですが、お土産にワンカップで飲める日本酒、カップ酒をあげたところ大変好評でした。
昔はワンカップを飲んでいる大人には、大変失礼ながら安酒飲みやアルコール依存の様なネガティブなイメージを持っていましたが、現在は時代も変わりスタイリッシュでかわいいデザインになっています。
全国でご当地カップ酒としても売り出されているので、コレクションするのも楽しくなるはずです。今回は個人的なおすすめをいくつかご紹介します。おしゃれなカップは飲んだ後にはすぐに捨てずに再利用しましょう。
秋鹿バンビカップ|大阪府・秋鹿酒造
今回私が実際にお土産として東京の知人に渡したものです。大阪の北部、いわゆる北摂地方の酒蔵さんが造っている日本酒です。私もよく近所の飲み屋で見かけますし、立ち飲み屋では実際に飲んだこともあります。それがなんとワンカップで販売されていました。「秋鹿」ということで紅葉と鹿のイラストがとてもかわいく描かれています。
そしてこの秋鹿ですが、純米なのでアルコール臭さのない旨味たっぷりな味わいなのも嬉しいところです。
志太泉にゃんかっぷ|静岡県・志太泉酒造
なんてイケてるネーミングセンスなんでしょう。ワンカップではなく「にゃんかっぷ」、かわいい猫のイラストが描かれています。
そしてこちら、精米歩合が55%ということで立派な吟醸酒です。デザインだけなく本格派である「志太泉にゃんかっぷ」。酒好きにも猫好きにもおすすめです。
丸眞正宗|東京都北区羽・小山酒造
実は東京23区にも酒造があります。場所はせんべろの聖地とも言える東京都北区赤羽。小山酒造という酒造さんです。その小山酒造が造っている日本酒である「丸眞正宗」はワンカップでも販売されており、シンプルでいかにもカップ酒といったなデザインです。
このワンカップは赤羽にある名物おでん屋「丸健水産」にて頂くことができます。ここはおでん屋ですが、買ったおでんとお酒を店の横にあるテーブルで立ったまま頂くことができるスタイルで有名なのです。
その時に日本酒を注文するとワンカップの丸眞正宗を飲むことができます。おでんと一緒にいただくカップ酒は最高なのですが、このお店独特の飲み方が存在します。それが「出汁割」というもの。
途中まで飲んだカップ酒を持って「出汁割お願いします」と言えば、その中に七味と一緒におでんの出汁を入れてくれます。
そもそも名物おでん屋のつゆは本当に美味しいです。そんなつゆだからこそ生まれた出汁割は、他では真似できない唯一無二のカップ酒です。これが名物となっていて丸健水産は連日大行列となっています。
ワンカップ大関|兵庫県西宮市・大関株式会社
最後はワンカップと言えば、といった存在でもある「ワンカップ大関」です。カップ酒として日本で初めて製品化されたもので商標登録されています。もともと伝統的なイメージが強かった日本酒に手軽さや利便さを加えるという、当時としては革新的な販売戦略だったのでした。
私も時々お世話になりますが、「やっぱこれだな」といった感じになれる、これぞスタンダードな味わいに落ち着くことができます。
まとめ
かわいいカップ酒やご当地ものまで、進化を続けているワンカップですが、伝統的なカップ酒もまだまだ根強い魅力を維持しています。いつも思わずコスパを重視して一升瓶を買ってしまいがちなのですが、こうしてたくさんの日本酒をデザインも含めて楽しむのもいいなと感じた今回の帰省でした。
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帰省先ではまだぎりぎり売っていた「ひやおろし」を飲みました。
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最後に
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