インスタントコーヒーの発明者は実は日本の化学者です。その化学者の名は加藤サトリ。1899年にコーヒー液を濃縮して粉末にする方法を発明しました。当時も評判は良く1903年には特許も取得しましたが、まだ量産には至らなかったようです。
インスタントコーヒーの名づけ親
加藤博士は「溶ける」という意味の「ソリュブル」を冠して「ソリュブル・コーヒー」と名づけて発表していましたが、商品化には至っていませんでした。
その当時、G.ワシントンという英国人が1906年に別の方法でコーヒーを粉末にする方法を発明していました。その際に商品名も複数名付けたそうですが、その後3回の変更を経て「インスタントコーヒー」と名付けられます。
この「インスタントコーヒー」が今日一般名称となって日本社会には定着しているようです。
インスタントコーヒーの普及
インスタントコーヒーも発明当初および発売後もまだ爆発的な普及には至っていませんでした。はじめに普及するきっかけとなったのはなんと第一次世界大戦です。
アメリカ人の従軍時に軍隊での使用に回されて、それが普及するきっかけとなったのです。
その後、日本の世間一般への普及は、1960年にコーヒー生豆の輸入が自由化されたことがきっかけでした。当時はちょうどスーパーマーケットが誕生した頃で、インスタントコーヒーも多く販売されることとなります。
高度経済成長で毎日労働に従事する日本人達は、コーヒーに眠気覚ましやリラックスをもとめながら、時間短縮も求めていたのです。これを機に日本人は毎日手軽にコーヒーを飲むようになりました。
その後数十年が経過して、最近では時短よりもスターバックスの様にゆったりとカフェタイムを過ごすことが求められているように思います。時代の要望にあわせてコーヒーの在り方も変化していったことがわかります。
まとめ
僕は基本的にはそこそこ時間を使ってコーヒーはドリップして飲むようにしています。これは敢えて時間をかけることを楽しんでいるからです。
しかし何かの機会にインスタントコーヒーを頂くこともあるのですが、あの感じもあれはあれで好きだなと思っています。(うまく表現できず申し訳ありません)
ドリップと違ってお湯に溶かすだけである手軽さと、何よりもゴミも出ないというのは本当に便利ですよね。
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豆の産地によって用途が大きく異なります。
日本人のコーヒーへの貢献は案外大きいのです。
インスタントコーヒーほどではありませんが、フレンチプレスも手軽な淹れ方でおすすめです。
参考文献
図説 コーヒー/UCCコーヒー博物館
最後に
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