カレーとビールといえば、日本人にはなかなか馴染みがない組み合わせかと思います。
しかしイギリスなどのパブでは実はおなじみの定番な組み合わせです。果たして本当に相性がよいのでしょうか。
カレーとビールの相性がいい理由や、カレーとビールの種類や選び方もあわせて紹介します。
カレーでビールを飲む魅力|カレーは辛く、ビールは甘く
辛いカレーには、辛口のビールが合うと思いがちですが、実は柑橘系のペールエールとも相性がぴったりです。
日本ではのど越しのあるキリっとした辛口のラガービールが主流ですが、辛いカレーとあわせる時にはぜひ甘めの味わいが特徴なペールエールを選んでみましょう。
ペールエールとは、上面発酵という製造方法で作られたビールで、柑橘系の香りや甘めな味わいが特徴的なビールです。日本ではラガービールが主流なので馴染みが少なく感じる方もいますが、イギリスを中心に欧米では主流なタイプのビールです。
このペールエールが辛いカレーに合う理由などを紹介します。
スパイスカレーとペールエール|お手軽なレトルトカレーでもOK
おうちでお酒を楽しむ方におすすめなのが、スパイスカレーとペールエールの組み合わせです。
スパイシーなカレーには、ペールエールの柑橘系のフレーバーやホップの香りがよくマッチし、爽やかな味わいを楽しむことができるのでおすすめです。
カレーを口に運び、辛味とスパイシーな香りを感じながら少しずつ汗をかき始めるその時、柑橘系の爽やかな香りと甘めの味わいのペールエールを喉に流し込む。
これを交互に繰り返すことで、とても幸福感が高まっていきます。お互いの刺激を相殺し合いながら楽しむことができるのです。
そして何もこだわったカレーをわざわざ仕込む必要はありません。今は手軽に楽しめるレトルトカレーでも、スパイスの効いたカレーが多く販売されています。
ビールについても、まだまだラガーが主流な日本ですが、よなよなエールなどをはじめペールエールを買い求めやすくなってきています。
ヤッホーブルーイングは、日本におけるクラフトビールの先駆者であり、伝統的なビール醸造技術であるエールビールを日本に広めることを目指し、日本の素材を活かした個性的なエールビールを製造しています。
そのため、極端な話をすると料理をすることなく、レトルトカレーと缶ビールだけでスパイスカレーとペールエールのマリアージュを楽しむことができます。
簡単だけど癖になる「スパイスカレーとペールエール」ぜひ試してみてください。
他のビールとの相性は?カレーに合うビールの種類を探る
今回はスパイスカレーとペールエールについて書きましたが、カレーにもビールにも数多くの種類が存在します。
ビールとカレーの相性はさまざまであり、自分の好みに合わせて組み合わせることが大切です。
一例として、日本で最も多く飲まれているラガービールや、黒ビールと呼ばれるスタウトなどもカレーとの相性が非常に良いビールです。
ラガーは軽い口当たりで爽やかな味わいが特徴的なため、タンドリーチキンやキーマカレーなど、お肉の入ったかっつり系のカレーに合わせてみると良いでしょう。または、爽やかさを際立たせるために野菜のカレーに合わせてみるのもおすすめです。
一方、黒ビールと呼ばれるスタウトは濃厚なカレーとの相性が良いとされています。濃厚なカレーとスタウトの組み合わせは、お互いの味わいが引き立ち、より深みのある味わいを楽しめます。
スタウトはチョコレートやコーヒーのような味わいを持つため、ビーフカレーやマトンカレーなど、濃厚な肉料理のカレーとの相性がおすすめです。
様々なビールとカレーを楽しみながら、新しい相性の発見も楽しんでみてください。
コメント