最近近所の酒屋で日本酒を買っています。一升瓶です。地元の酒造の直販店なので地酒を2,000円前後で買うことができ、このコスパの良さにハマってしまいました。
日本酒をたっぷり飲めるなんて幸せそのものではあるのですが、一升瓶というのは空けてしまうと何とも言えない気持ちにさせられるものだなぁと最近感じています。
ぐいぐいと飲んでいく

一升瓶の容量は1800mlです。一合が180mlなので全部で十合がひとつの瓶に入っています。瓶の上部はなだらかなカーブで注ぎ口まで続いており、握りしめやすいかたちになっています。そこをぎゅっと握りしめて、そのまま豪快にお気に入りのぐい呑みカップに向けてぐいっと日本酒を注いでいきます。
つまみは高たんぱくで安い食材ばかり、煮卵や冷奴などが多いです。それら数品をテーブルに並べて、ぐい吞みカップの横にはミネラルウォーターを置いています。時には音楽を聴きながら、時にはテレビやYouTubeを観ながら、時々本を読みながら、日本酒を一升瓶でぐいぐいと飲んでいくわけです。
空いた一升瓶

中身がたっぷり入っている時は「今日はとことん飲める」とか「たっぷり入っていて安心」と思っているので幸福感は高いのですが、この一升瓶を飲み終えてしまった時には、その空いた瓶を見て「宴のあと」の様な寂しさと「結構飲んだんだな」という罪悪感が同時に湧きあがってくるのです。
もちろん私は酒豪ではないので一日で一升も飲み切ることはできませんが、3日~4日で飲み切ってしまうことが多いです。翌日に素面に戻ってから台所にゴロンと転がる一升瓶を見ると「こんなに飲めるもんなのか」と昨日の自分に呆れてしまうのです。
コスパ抜群の弊害

一升瓶で2,000円という値段は非常に安いと思っています。一升で2000円なので一合は200円です。
お店で日本酒を飲むと一合で1000円するところもあります。相当お安いせんべろの様なお店でもせいぜい一合300円前後でしょう。つまみも自炊の方がもちろん安いです。そういった経済的な理由とあわせて「家に日本酒の一升瓶がある」という意識から、仕事終わりに直帰するようになってきています。経済合理的に動いているわけです。
これを繰り返しているとだんだんとひとつのリズムになってきている感じもあります。結果的に人と関わる機会が減ってきています。これはまずい弊害だと思っていますが、これがなかなか辞められない。
一人でいる時間が好きでありながらも、あまり極端にはならない方が良いもんだと、空いた一升瓶を眺めながらしみじみと感じる今日この頃であります。
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