最近はカレーをおつまみにお酒を飲むことを楽しんでいます。色んな組み合わせが存在するので、多くの方の少しでも参考になるような提案ができればと思います。
過去にはペールエールとスパイスカレーをあわせる方法や、ラガービールとキーマカレーをあわせる方法を紹介しています。
今回ご紹介するのは「スタウト」と呼ばれる黒ビールをビーフカレーに合わせるという試みです。高級感のあるマッチング、もはやあえてフランス語でマリアージュと呼びたくなるような美味しい組み合わせですので、ぜひ試してみてください。
スタウトとビーフカレーの新しいマッチング
スタウトとビーフカレーのマッチングは、大胆で独特な味わいを生み出します。スタウトの苦味やコクが、ビーフカレーの重厚な味わいと見事に調和し、相性抜群の味わいが生まれます。
特に、コーヒーやチョコレート風味のスタウトを合わせると、スパイスとの相性が格段に良くなり、より深みのある味わいを楽しめます。
そして、ビーフカレーというと、その名前からも分かるように牛肉が欠かせない料理です。牛肉は、柔らかくジューシーな食感が特徴で、カレーのスパイスと合わさって深い味わいを生み出します。
また、ビーフカレーに使われる牛肉は、煮込むことでとろけるように柔らかくなり、スパイスの香りとともに口いっぱいに広がります。
牛肉の旨味とスパイスの風味が絶妙に調和した、ビーフカレーの味わいを、スタウトと一緒に味わうことで新しい体感をすることができるはずです。
スタウト選びのポイント
スタウトは、英国発祥の黒ビールの一種で、ローストした麦芽を使用することで独特の色合いと香りを持ちます。
一般的には、コーヒーやチョコレートのような苦味と甘みが特徴的で、比較的濃厚でクリーミーなテクスチャーを持ちます。また、アルコール度数も比較的高めで飲みごたえがあります。
スタウトは、アイルランドのギネスやイギリスのヤングズなどが有名でその歴史は古く、18世紀まで遡ることができます。
近年では、日本国内でも多くのクラフトビールメーカーがスタウトを製造しており、注目を集めています。
ビーフカレーとマッチングさせるスタウトを選ぶ際には、ビターな味わいが特徴であることに加え、コクや甘みのバランスも重要です。また、ビーフカレーのスパイスとの相性を考えると、コーヒーやチョコレート風味があるスタウトが良いでしょう。
日本で手軽に入手できるスタウトとしては、ヤッホーブルーイングの東京ブラックやエビスビールのエビスプレミアムブラックが挙げられます。
よなよなエールでお馴染みのヤッホーブルーイング「東京ブラック」
ちょっと贅沢なビールでお馴染みのエビスビールから「ヱビスプレミアムブラック」
ちなみにこれらは身近に入手できる一例ですが、スタウトには多くの種類があるため、より深くこだわりたい人は別途詳しく調べてみることをおすすめします。
スタウトとビーフカレーを楽しむ方法
スタウトとビーフカレーを楽しむ際には、まずスタウトをグラスに注ぎ、香りを楽しみます。
スタウトは温度が高すぎると風味が薄れるため、5〜10℃程度で飲むのが適しています。冷やしすぎず、あたためすぎないように注意しましょう。
また、スタウトはカーボン酸ガスが多く含まれているため、口当たりが強いと感じる場合があります。そのため、グラスに注いでからしばらく置いておくことで、風味がまろやかになることがあります。
次に、ビーフカレーをスプーンで少しずつ口に運び、スタウトと一緒に味わいます。スタウトの苦味やコクが、ビーフカレーのスパイスと絡み合い、新たな味わいを生み出します。また、チーズやチョコレートと合わせると、より深みのある味わいを楽しむことができるので、興味がある方はお好みで試してみましょう。
スタウトとビーフカレーの組み合わせは、他のビールとは一味違った味わいを生み出します。手軽に入手できるスタウトであっても、ビーフカレーとの相性を考慮しながら選び、あらたなマリアージュを体感しながら楽しむことをおすすめします。
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